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フィジカルアセスメント(消化器系)

心を込めて丁寧に、看護師である、または看護師を目指す、あなたのお話、愚痴・お悩みなどを肯定的にお聴きいたします。

1.目的

● 腸管の働きが正常であるか、栄養状態、炎症の有無などをアセスメントする。

 

2.援助の実際

1.腹部を聴診する。

1)腸蠕動音の性状を聴き分ける。

● 右下腹部(基本)に聴診器を当て約1分間聴診する。

● 腸蠕動音(グル音とも言う)が不規則に聴診できるか。

 

2.腹部を打診する。

1)腸管内のガスの貯留の有無を確認する。

● ガスが貯留していると鼓音が聴かれる(小腸で聴こえる場合は便秘やイレウスが考えられる)。
  便秘(便がある部位)や膀胱に尿が貯留していると濁音が聴かれるため区別をする必要がある。

2)腹水の有無を確認する。

● 腹水が貯留していると濁音が聴かれる。

 

3.腸蠕動音の異常

1)腸蠕動音の亢進

● 下痢や炎症、閉塞性イレウスの可能性がある。

*閉塞性イレウスは腸管が狭窄しその部分をガスや内容物が通過するため疼痛があり、疼痛の間隔と合って金属性の
 蠕動音が聴かれる。

2)腸蠕動音の消失

● 腹膜炎や麻痺性イレウスの可能性がある。

*麻痺性イレウスは腸管の動きが悪くなり排便をし難くなることによって起こる。
 薬の副作用により麻痺性イレウスを発症することもある。
 腸蠕動音は消失する。

 

3.主な症状

1)嘔気・嘔吐・・・おきる状況(食後など)、吐物の内容(食物残渣、出血の有無)、持続時間など確認する。
          上部消化管の腫瘍や胃がん、胃潰瘍など。

2)食欲不振・・・1回の食事量はどのくらいか、食事回数、体重減少の有無など確認する。
         体重減少がある場合は抑うつや悪性腫瘍などの可能性がある。

3)腹痛・・・いつから、どのような痛みなのか、持続時間など。
       突然強い腹痛が起きた場合は腹部大動脈破裂や消化管穿孔などの可能性がある。
       差し込むような腹痛が起きた場合は胆石発作、急性膵炎や腹膜炎、消化管潰瘍などの可能性がある。

4)下痢・便秘・・・いつから、便の性状、血液や粘液などが混ざっていないかなど確認する。
          黒色便がみられる場合消化管の上部(食道や胃小腸など)からの出血の可能性がある。
          血便は大腸からの出血の可能性がある。

 

3.その他のアセスメント

 ● 腹部の皮膚の状態

● 腹部膨満の有無

● 圧痛・反跳圧痛の有無

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