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人工呼吸療法

心を込めて丁寧に、看護師である、または看護師を目指す、あなたのお話、愚痴・お悩みなどを肯定的にお聴きいたします。

1.目的

● 肺換気運動の補助

● 肺の酸素化機能の改善

● 呼吸仕事量の軽減をする

 

2.適応

● 大手術後、ショック状態

● 中枢神経系の疾患があり意識障害がある

● 換気運動障害がある

● 酸素療法を行ってもPaO2<60mmHgの場合

 

3.必要物品

人工呼吸器・手動的換気用具・気管挿管のセット・吸引器など

 

4.援助の実際

1)患者・家族に人工呼吸療法を行うことを伝え同意を得る。

● 集中・全身管理が必要である場合が多い。

2)人工呼吸器を準備する。

● 事前に点検を行っておく。

3)必要に応じて気管挿管の準備をする。

● 挿管チューブをすると発声できなくなるため他のコミュニケーション方法を事前に説明しておく。

4)気管挿管の介助を行う。

5)気管挿管終了後、人工呼吸器を装着する。

● 人工呼吸器の作動が正常に行われているか確認する。

● 患者の呼吸状態を観察する。

6)人工呼吸器離脱後は後片付けを行う。

● 患者の呼吸状態・自己にて排痰ができるように援助を行う。

● 人工呼吸器の整備や点検を行う。

* 人工呼吸療法による合併症

● 気管吸引による、低酸素血症 不整脈 気道損傷など

● 挿管チューブによる、気道の乾燥 声門・喉頭浮腫 人工呼吸関連肺炎など

● 挿管による、片肺挿管 歯牙損傷など

● 陽圧換気による、無気肺 肺水腫 循環抑制など

● ストレスによる、せん妄 不眠など

● 高濃度酸素吸入による、酸素中毒など

 

5.観察項目

1)バイタルサイン測定値

2)呼吸状態(呼吸リズム・呼吸回数・呼吸音・胸郭の動き・人工呼吸器との同調性など)

3)患者の顔色・表情・精神状態(不眠・せん妄の有無など)

4)呼吸困難の有無

5)チアノーゼ・四肢冷感の有無

6)痰の量・性状(呼吸音・喀出力・気管閉塞の有無)

7)検査数値(酸素飽和度・動脈血ガス分析値・血液検査値・胸部X線写真・肺機能検査値など)

8)挿管チューブの状態(挿入の長さ・固定位置・カフ圧)

9)人工呼吸器の設定と確認をする(アラーム音の設定・換気モードの設定など)

10)人工呼吸器回路の位置・汚染・屈曲などの有無

 

6.合併症の予防

● 廃用症候群・人工呼吸関連肺炎を予防するため体位変換を行う(排痰しやすくなる、呼吸運動が促進されるなど)。

● 適切に吸引(閉塞的吸引)を行う。
  閉塞的吸引:人工呼吸器回路が外れるリスクが少ない。飛沫感染予防に有用である。

● 早期離脱・早期離床を目標にする。

● 精神的ケアを行う(患者にあったコミュニケーション方法・床上リハビリなど)

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